本年は、1981年にノーベル化学賞を受賞された福井謙一博士の生誕百年に当たり、本学ではさまざまな記念事業を開催しております。
その一環として、当センターにおきまして、企業で主に実験的研究をされている方を対象とした研修プログラム「産学連携喜多-福井プロジェクト」を開設する運びとなりました。
研修プログラムの概要につきましては下記のpdfファイルを御覧ください。
喜多源逸博士は、福井博士が”終生の師”と呼び、「応用をやるなら、基礎をやれ」、「数学が得意なら化学をやれ」という言葉で福井博士が化学の道に進むきっかけを作られた方であり、
また、本学工学部化学系における基礎重視の学風を築かれた方です。
福井博士生誕百年にあたり、喜多博士に源を発するこの伝統を再認識し、
産業への応用も見据えた基礎化学・理論化学を広く展開できる技術者・研究者を輩出すべく本研修プログラムを企画いたしました。
新規事業の開拓や研究開発の新たな展開には、基礎的な立場から問題全体を把握することが有効です。
企業で研究に携わっておられる方の研修へのご参加をお願いする次第です。
平成30年12月1日
福井謙一記念研究センター センター長 田中勝久
