アクティブマター研究会2016

2016年1月22日(金)、23日(土)に、九州大学箱崎キャンパスに於いてアクティブマターに関する研究会を開催します。
今回は、これまでにアクティブマターの分野で目覚ましい研究をされてきた西森拓氏(広島大学)、義永那津人氏(東北大学)に基調講演をお願いしました。 また特に、最近幾つかの異なる系で発見されている一様空間中の自発的な往復運動について集中的な議論を行いたいと思います。 さらに、アクティブマターに関連する研究から広く公募によるショートトークの時間も設けていますので、多数の応募をお待ちしております。
ショートトークの発表申し込みの最終締め切りは2015年12月31日(木)としますが、なるべく2015年12月11日(金)までに申し込みをされるようにお勧めいたします。
また、参加登録の締め切りは、2016年1月15日(金)です。
詳しくは以下をご覧ください。 皆様の、ご参加、ご発表をお待ちしております。

[日時] [開催地] [プログラム] [アブストラクト] [参加登録] [ショートトーク] [世話人] [問い合わせ先] [共催]


News

2016年1月17日 プログラムおよびアブストラクトを掲載しました。
2015年11月28日 新学術領域研究「ゆらぎと構造の協奏」との共催が決まりました。
2015年9月16日 研究会の案内メールを発送しました。
多数のご参加、発表のお申し込みをよろしくお願いいたします。
2015年9月16日 研究会に関する新しい情報は随時このHPにてご連絡いたしますので、適宜ご確認をお願いいたします。
2015年9月16日 HPを公開しました。


日時

2016年1月22日(金)、23日(土)


開催地

九州大学箱崎キャンパス国際ホール
アクセス等、会場に関しては、以下のリンク(九州大学のHP)よりご確認いただけます。
flush版 または pdf版 (55番の建物)


プログラム

[PDF版]

1月22日(金)
9:45 – 受付
10:00 – 10:15 はじめに
10:15 – 11:00 基調講演1: 西森拓(広島大学)
「アリの集団採餌—単純要素の集団による精妙なダイナミクス」
11:00 – 11:10 (休憩)
11:10 – 12:10 ショートトーク1
12:10 – 13:30 (昼食)
13:30 – 14:15 往復運動1: 多羅間充輔(京都大学)
「変形する自己推進粒子の非線形ダイナミクスと往復運動」
14:15 – 15:00 往復運動2: 江端宏之(九州大学)
「“泳ぐ”液滴の形状の対称性と運動モード」
15:00 – 15:30 (休憩)
15:30 – 16:15 往復運動3: 市川正敏(京都大学)
「オオアメーバの運動が見せる往復運動とその解析」
16:15 – 17:00 往復運動4: 伴貴彦(大阪大学)
「アクティブマターの運動モード変化の物理化学的要因」
17:00 – 17:10 (休憩)
17:10 – 18:10 ショートトーク2
1月23日(土)
9:00 – 9:45 往復運動5: 永井健(北陸先端科学技術大学院大学)
「マランゴニ効果による水面上の液滴の自発運動」
9:45 – 10:30 往復運動6: 田中晋平(広島大学)
「サリチル酸エステル液滴の往復運動と動的秩序形成」
10:30 – 10:45 (休憩)
10:45 – 11:30 往復運動7: 長山雅晴(北海道大学)
「体積保存型反応拡散系に現れるスポット運動」
11:30 – 13:00 (昼食)
13:00 – 14:00 ショートトーク3
14:00 – 14:15 (休憩)
14:15 – 15:00 基調講演2: 義永那津人(東北大学)
「アクティブマターの数理モデル」
15:00 – 17:00 ディスカッション

ショートトークについては、以下をご覧ください。


アブストラクト

アブストラクト集[PDF]を掲載しました。
本研究会では、印刷したアブストラクトを配布する予定はありません。
各自事前にダウンロードし、必要に応じて印刷してからご参加ください。


参加登録 【締め切り:2016年1月15日(金)

研究会への参加をご希望の方は、氏名、所属、メールアドレスを 世話人[ tarama@fukui.kyoto-u.ac.jp ] までメールにて提出してください。 その際、メールの件名は「アクティブマター研究会2016:参加登録:氏名」としてください。 参加登録の締め切りは、2016年1月15日(金)とします。

なお、本研究会への参加費は無料です。ただし、22日の夜に予定している懇親会は別途料金がかかります。


ショートトーク

*ショートトークでの発表時間は、質疑応答を含めて、ひとり10分です。
ショートトーク1【1月22日(金)11:10 – 12:10】
諸留寛大(九州大) 「力双極子集団が生み出す非ガウスな統計分布」
栗原喬(九州大) 「遊走微生物懸濁液における非平衡揺らぎのLevy 統計」
奈良周平(九州大) 「粘弾性体中を遊走する微生物による非平衡ゆらぎ」
棚町昂平(九州大) 「非平衡ゲルにおける非ガウス揺らぎの数値解析」
上野洋(同志社大) 「Discrimination of time-dependent inflow properties with a cooperative dynamical system」
平岩徹也(東京大) 「真核細胞の走化性遊走の理論」

ショートトーク2【1月22日(金)17:10 – 18:10】
山本尚貴(東京大) 「カイラルな液晶液滴のらせん運動」
加藤愛理(東京大) 「交流下クインケ粒子系の非対称な往復運動と渦生成」
小吉圭祐(同志社大) 「レーザーが引き起こすcmサイズの固形物体の自律運動」
Ziane Izri(九州大) 「Water droplets can swim !」
篠森友(千葉大) 「表面張力により駆動する自己駆動粒子の運動の変化」
松田唯(広島大) 「複数の樟脳粒子による時空間パターン形成現象」

ショートトーク3【1月23日(土)13:00 – 14:00】
小谷野由紀(千葉大) 「軸対称な2次元空間内の自己駆動運動の数理モデルとその分岐解析」
北畑裕之(千葉大) 「自己駆動粒子の運動と形状:質点結合系としてのモデリング」
平岡喬之(東京大) 「斥力相互作用する自己駆動粒子系の秩序化ダイナミクス」
金泰燁(京都大) 「球面上のVicsekモデルにおけるリング状のバンド」
内田就也(東北大) 「繊毛メタクロナル波の流体力学モデル」
水口毅(大阪府立大) 「鳥の群れと羽ばたき運動」

世話人

江端宏之(九州大学)、 北畑裕之(千葉大学)、 多羅間充輔(京都大学)

問い合わせ先

多羅間充輔 (京都大学)
email: tarama@fukui.kyoto-u.ac.jp


共催

本研究会は新学術領域研究「ゆらぎと構造の協奏」との共催です。