令和4(2022)年1月26日(水)13:00~18:30
オンライン(Zoom)
13:00-13:05 | 開会の辞 | 春田 直毅(福井謙一記念研究センター) |
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13:05-13:55 | 「確率的手法を用いた量子化学計算:ニューラルネットワークと量子コンピュータの利用」 | 水上 渉(大阪大学 量子情報・量子生命研究センター) |
14:05-14:55 | 「固体中のスピン軌道相互作用とエネルギー変換」 | 石井 史之(金沢大学 ナノマテリアル研究所) |
15:05-15:55 | 「生体分子の動的構造と機能発現機構の理論的解明」 | 森 俊文(九州大学 先導物質化学研究所) |
16:05-16:30 | 福井謙⼀奨励賞(第5回)受賞講演 | 植松 祐輝(九州⼤学 ⼤学院理学研究院) |
16:30-16:35 | 閉会の辞 | 佐藤 啓文(福井謙一記念研究センター長) |
16:40-18:30 | ポスターセッション(詳細) |
お申込はこちらをご覧下さい。
ポスターの公募の締め切り: 2022年1月19日(水)
参加いただくポスターの題目と発表者名・所属などは、講演題目とともにプログラムとして当ウェブサイトに掲載する予定です。
締め切り2022年1月19日(水)(参加登録・ポスター発表申し込みとも)
登録フォームにてお申し込み下さい。(終了しました)
Deadline Jan. 19 (Wed.), 2022
Please register for the symposium through the registration form (closed).
メール sympo2021@fukui.kyoto-u.ac.jp
事務室
Tel: 075-711-7708
去る2022年1月26日に、京都大学福井謙一記念研究センターオンラインシンポジウムを開催いたしました。春田特定助教の「開会の辞」に続き、3名の先生方によるご講演が行われました。
水上先生は、「確率的手法を用いた量子化学計算:ニューラルネットワークと量子コンピュータの利用」という題目でご講演をされました。量子コンピュータの原理から始め、量子コンピュータを用いた量子化学計算についてお話しくださりました。エネルギーだけでなく、エネルギー勾配や他の物理量を求めるための方法論をご紹介いただきました。また、分子だけでなく、固体へのアプローチについてもご説明いただきました。
石井先生は、「固体中のスピン軌道相互作用とエネルギー変換」という題目でご講演をされました。ご講演では、スピン軌道相互作用の基礎から始め、熱電変換との関わりについて、最新の研究成果を交えてお話しくださりました。また、ベリー位相による内部磁場が熱電変換に与える影響や材料設計指針についてもご説明いただきました。
森先生は、「生体分子の動的構造と機能発現機構の理論的解明」という題目でご講演をされました。タンパク質のフォールディングや酵素反応について、動力学計算から明らかになった新たな反応経路をご紹介いただきました。また、それらの知見を活かした触媒設計、反応設計の可能性についてもご説明いただきました。
また、福井謙一奨励賞(第5回)の受賞者として、九州大学大学院理学研究院の助教でいらっしゃいます植松祐輝先生が選ばれました。受賞題目である「水の界面物性計算理論の構築と疎水性界面における帯電メカニズムの解明」についての受賞講演をされました。
佐藤センター長の「閉会の辞」に続き、ポスターセッションでは、理論的な研究に関する幅広いテーマでのポスター発表が行われました。