京都大学 Kyoto University

福井謙一記念研究センターFUKUI INSTITUTE FOR FUNDAMENTAL CHEMISTRY

京都大学福井謙一記念研究センターオンラインシンポジウム(2021.1.25(月))

開催日
令和3(2021)年1月25日(月)13:00-17:55
場所
オンライン(Zoom)
プログラム
参加費
無料
お申し込み / Application
締め切り2021年1月15日()
Deadline Jan. 15 (Fri.), 2021.
ポスターセッション要領
お問い合わせ
ポスターデータ
こちらをクリックするとPDFファイルが表示されます(0.9 MB)。
印刷すればポスターとしてご利用いただけます。

プログラム (PDF) Ver. 2021/01/18

令和3(2021)年1月25日(月)13:00~17:55
オンライン(Zoom)

13:00-13:05 開会の辞 春田 直毅(福井謙一記念研究センター)
13:05-13:55 「開殻縮環分子系の光・磁場応答制御の分子設計:モデル構築と量子化学計算」 岸 亮平(大阪大学大学院 基礎工学研究科)
14:05-14:55 「水で有機物質をつくる」 中 寛史(京都大学大学院 薬学研究科)
15:05-15:55 「ナノ物質系の界面の光や電圧に対する応答の理論計算研究」 飯田 健二(北海道大学 触媒科学研究所)
15:55-16:00 閉会の辞 佐藤 啓文(福井謙一記念研究センター長)
16:05-17:55 ポスターセッション(詳細

ポスターセッション

日時
令和3(2021)年1月25日(月)16:00-17:50
場所
オンライン(Zoom)
形式
ブレイクアウトルームを設置し、その中で個別にポスター発表を行って頂きます。発表者はスライド形式あるいはポスター形式の資料をご準備下さい。
要旨
なし

お申込はこちらをご覧下さい。

ポスターの公募の締め切り: 2021年1月15日(

参加いただくポスターの題目と発表者名・所属などは、講演題目とともにプログラムとして当ウェブサイトに掲載する予定です。

お申し込み

締め切り2021年1月15日()(講演会・ポスター発表とも)

登録フォームよりお申し込み頂けます。(終了しました)

あるいは、以下の項目を、メールかFaxで下記送付先にお送りください。

送付先

メール sympo2020@fukui.kyoto-u.ac.jp

Fax 075-781-4757(このフォームをお使いください)

Application

Deadline Jan. 15 (Fri.), 2021

Please register for the symposium through the registration form (closed) or send the following information to sympo2020@fukui.kyoto-u.ac.jp

お問い合わせ

メール sympo2020@fukui.kyoto-u.ac.jp

事務室
Tel: 075-711-7708
Fax: 075-781-4757

開催報告

去る2021年1月25日に、京都大学福井謙一記念研究センターオンラインシンポジウムを開催いたしました。春田特定助教の「開会の辞」に続き、三名の先生方によるご講演が行われました。

岸先生は、「開殻縮環分子系の光・磁場応答制御の分子設計:モデル構築と量子化学計算」という題目でご講演をされました。非線形光学では開殻性が重要な役割を果たすことが知られています。ご講演では、開殻性を軸として、精密な量子化学計算と実験を再現するモデルの構築についてお話しくださりました。また、それにより、非線形光学現象の系統的な理解や光機能性分子材料の設計が可能になることをご説明いただきました。

中先生は、「水で有機物質をつくる」という題目でご講演をされました。ご講演では、有機溶媒ではなく水を積極的に活用する新しい有機合成反応をお話しくださり、その際に鍵となる金属ナノ粒子、金属酸化物などの触媒について、これまでの知見をご紹介いただきました。また、副作用の低減が期待される重水素化医薬品など、重水素を用いた化学とその将来展望についてもご説明いただきました。

飯田先生は、「ナノ物質系の界面の光や電圧に対する応答の理論計算研究」という題目でご講演をされました。電極系やナノ物質系は、非常にサイズが大きいことから、第一原理計算で扱うことが困難とされてきました。ご講演では、ナノ界面やそこでの電子・エネルギーの流出入を扱う理論計算手法の開発とその応用、光・電子融合第一原理ソフトウェアSALMONの実装についてご説明いただきました。

佐藤センター長の「閉会の辞」に続き、ポスターセッションでは、理論的な研究に関する幅広いテーマでのポスター発表が行われました。

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